マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」について、保険証登録の解除が可能になった10月28日以降の解除申請が11月8日時点で792件あったことがわかった。福岡資麿厚生労働相が12日の会見で明らかにした。政府はマイナ保険証への移行を踏まえ、12月2日に従来の健康保険証の新規発行を停止するとしている。
当初は登録解除できなかったが、10月28日以降は加入する保険者(会社の健康保険組合や自治体など)に申請すれば解除が認められるようになった。福岡氏は「現時点で解除の理由は把握していないが、どういうところに要因があるのか、分析していく必要がある」と述べた。(吉備彩日)